あの日あの時あの場所で

車好き。ラブライブ!

SR~ストリートラウンド~ 第九話 ACT9 Zone

健磨はただ漠然と走っていた・・・

目の前でOverスピードでぬかれたのだから。けれど健磨が感じていたのはそれだけではなかった。チームのダウンヒルを任されている自分がダウンヒルでは最も重要と言っていい、ブレーキング勝負で負けたのだ。それは過去にUGOグランドで優勝経験もある健磨にとっては屈辱的なことだった

「しかし、いつまでも引きづっている奴じゃない・・・」

西島は頂上でそう思っていた

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ブオオオン!ギュアンギュアンッ!

ギャラリー「おぉ!来た来たぁ!」

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けいせい「さっきよりペースを上げてるのについてくるのか!?何が起きている!?」

ギャラリー「うわぁっ!速っえぇ!!!」

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ギャラリー「あれ・・・?86のほうが速く見えねーか?」

ギャラリー2「俺もそう思う・・・!」

 

健磨は集中力がMAX状態だった

緊張感と焦りの中で覚醒していた

前にいる相手のシビックのラインよりもさらに極限まで攻めていた

 

ギャラリー「うおー!立ち上がるぞー!」

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けいせい「何!?張り付かれた!?」

ギャラリー「うっわ!5cmもないんじゃね!?」

健磨「いける・・・このバトル勝てる・・・!」

けいせい「くっ!何が起きてやがる!」

 

一方、頂上

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西島「ふー・・・そろそろつかめたかな・・・」

鈴木「何がだ?」

西島「このバトルのリズムが」

鈴木「リズム・・・?なんだそりゃ?」

西島「あいつのドラテク試験の時にピーンと来たんだが、あいつはあるリズムで走っているんだ」

鈴木「どういうことだ?」

西島「今のところ俺も上手くは説明できないが、あいつは集中力がMAXになるとき、急にペースが上がりだして86のポテンシャルを超えたみたいな走りをするんだ。バトルなら前より明らかに速くなった坂本に相手は自分がミスをしたのか?と、勘違いした感情を抱いてしまってもおかしくはない。むしろ上手いドライバーならなおさらだ。

今回シビックがコースの半分より少し前前で仕掛けた突破口は俺の読みからすると、早すぎる。早すぎる仕掛けはおそらく坂本が自分のメンタルを安定させ、リベンジする余裕を与える。さらに、後追いのほうが集中力が上がるから坂本は今、先行の時の3倍近くの速さで相手を追いかけているだろう・・・」

鈴木「さっ、3倍!?」

西島「あぁ。集中力MAXになった健磨はK.Zoneに入っていくだろう」

鈴木「K.Zone?」

西島「あーそれは坂本のリズムの名称で俺が勝手につけたんだ 健磨のKでな」

鈴木「なるほど(笑)」

西島「話に戻るが、今、坂本はとてつもない速さで相手を追いかけている・・・つまり、早すぎる仕掛けは相手にチャンスを与えるんだ!」

鈴木「まだ坂本は負けたわけじゃないってことだな!」

西島「あぁ!そうだ!こちらにもまだ勝機はある!」

 

 

ヴヴォン!ズギャギャン!

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ギャラリー「うひょー!すっげーや!」

けいせい「くそ!離れねぇ!」

ズギャギャギャギャ

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けいせい「はっ、速い!」

ギャラリー「シビック速ぇー!さすがけいせいさん!」

ギャラリー2「でも後ろの86も負けてねーよな!」

ギャラリー3「どっちもおかしいぜ!!!フゥー!!!」

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ギャラリー(全員)「うわー!!!ぶつかるぅぅぅ!!!」

ギュオオオオオオン!

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ギャラリー「うおぉ!ぶつかんなかったぁ!」

ギャラリー2「鳥肌たったぜ・・・!」

ギャラリー3「どっちもバカっ速ぇ!」

ギャラリー4「86・・・あいつは特にだと思う・・・」

ギャラリー2「え?」

ギャラリー4「あいつは速いよ。とてつもなくな!」

ギャラリー1~3「ゾーーーーーーーーッ」

 

 

次回 第十話 ACT10 決着!激闘ダウンヒルバトル!